D I Y L O G
純正26,820円→DIYで21,356円!
ラゲッジボード兼テーブルを自作した
✦ 一枚の板で収納もテーブルも解決 ✦
車中泊を始めて最初に悩んだのが、荷物の整理でした。ベッドを展開するたびに荷物を全部前に移動して、寝たら元に戻して……この繰り返しがじわじわとストレスになってきます。
「棚があれば解決するのでは?」と調べてみると、スズキ純正のラゲッジトノボードという商品を発見。でもお値段26,820円、さらに口コミを見ると剛性に難ありとの声も。「だったら自分で作ろう」——そこからDIYがスタートしました。
なぜラゲッジボード兼テーブルが必要だったのか
車中泊をやってみてまず感じたのが、ベッド展開に時間がかかるという問題でした。荷物が多いと、後ろの荷室にあるものをすべてセカンドシートの足元に移動してからベッドを展開する必要があります。すると今度は、奥にしまった荷物を取り出すのが一苦労。
純正アクセサリーカタログでラゲッジトノボードを発見しましたが、口コミで剛性に難ありで高額。メルカリでラゲッジボードステーに差し込めるタイプも見つけましたが、ココワゴンのフラットベッドの寝床が高いため足が入らなそうで断念。「ならば自分で作ってしまおう」——これがきっかけです。
目指したのは一枚の板で3役をこなす多機能ボード。①車内ラゲッジボードとして荷物を整理、②ベッドに座ったままテーブルとして使う、③折りたたみ脚で車外でも単独テーブルとして使う——この3つを同時に実現しました。
スズキ純正アクセサリーカタログには「ラゲッジトノボード」が26,820円で掲載されています。
用意した材料と費用
| 材料 | 仕様・選んだ理由 | 費用 |
|---|---|---|
| パイン集成材 | 1280×450×18mm(カット込み) | 6,480円 |
| ブライワックス | 水分跡が残りにくいワックス仕上げ | 2,970円 |
| 耐熱マット(黒)×2 | 熱いものを置ける・天面への水分対策 | 3,590円 |
| Φ28イレクターパイプ(450mm)×2 | サイドバー用のパイプ | 606円 |
| Φ28プラスチックジョイント | パイプの接続部品 | 380円 |
| Φ28イレクターパイプアタッチメント×2 | ラゲッジボードステーへの取り付け金具 | 2,277円 |
| 六角穴付きボルト M6 x 100mm | 固定用ボルト | 1,263円 |
| Φ28エンドキャップ | パイプ端部の仕上げキャップ | 290円 |
| 折りたたみ脚 4本セット | 車外での単独テーブル使用時 | 3,500円 |
| 合計 | 21,356円 | |
※純正ラゲッジトノボード(26,820円)と比べて約5,400円の節約。さらに純正にはない「テーブル機能・耐熱対応・車外単独使用」が追加されています。
制作の手順
① イレクターパイプで棚の土台作り
エブリイワゴンに最初からあるユーティリティナットにイレクターパイプを取付け、その上に棚板を置くスタイルにします。イレクターパイプとアタッチメントを組みわせ土台を作ります。(アタッチメント付属の六角穴付きボルトでは長さが足りない為、M6 x 100mmのボルトに変更必要)


↑ メジャーで実測。ベッド面からテーブル天面まで210mm確保
② 木材の購入・カット
木材はホームセンターで購入。パイン集成材(1820×450×18mm)を選びました。集成材は無垢材と比べて反りにくく、車内の湿度変化にも安定しています。テーブルとして使う強度も18mm厚なら十分。ホームセンターのカットサービスで1250mmに切り出してもらいました。
③ 角のR処理(コーナー丸め)と両端の削り上げ
四隅を丸く仕上げます。子どもがいる為、角が尖っていると危険。R処理は安全面で大切な工程です。さらにイレクターパイプが壁に対して斜めになる為、棚板両端の下側を少し削り上げます。



④ ヤスリがけ
180番→240番の順でサンドペーパーをかけます。特にR処理した角は念入りに。テーブルとして手が触れる木の縁部分なので、なめらかな仕上がりが使い心地に直結します。
⑤ ブライワックスで仕上げ
木材の仕上げにはブライワックスのトルエンフリーを選びました。トルエンフリーはにおいを抑えたもので、密閉された車内で使用するのに向いています。
⑥ プラスチックジョイントと折りたたみ脚の取り付け
裏面にイレクターパイプと連結させる為のプラスチックジョイントと折りたたみ脚4本を取付け。折りたたみ脚をつけることにより、取り外して車外で単独のテーブルとして使えるようになります。キャンプサイトでテーブルを別に用意しなくても良くなりました。

⑦ 耐熱マット
天面に黒い耐熱マットを敷きます。素材に耐熱を選んだのには2つの理由があります。
- 熱いものを直接置ける——カップラーメンやコーヒーカップをそのまま置いてもOK
- 木材への水分対策——マットが水分を受け止めることで木材に跡が残らない

完成!3通りの使い方
使い方① ラゲッジボードとして(荷室の棚)
ラゲッジボードステーに差し込んで設置。ボードの下には薄いマットや小さい荷物を置けます。連泊する時はニーモのオーラをレギュラーワイドは半分に折り、ショートはそのまま置いておけます。上には荷物や小物を置け、ベッド展開時に荷物を移動する必要がなく、就寝準備が格段にラクになりました。自作の為耐荷重はわかりませんがそれなりにガッチリしてます。

使い方② 車内テーブルとして
ベッドに座るとちょうどよい高さ(ベッド面から210mm)。コーヒーを飲んだり、タブレットで映画を見たり。耐熱マットのおかげで熱いカップもそのまま置けます。

使い方③ 折りたたみ脚で車外テーブルとして
ボードを取り外して折りたたみ脚を展開すれば、車外での単独テーブルとしても使えます。キャンプサイトやスノーボードの時に駐車場で食事する時に活躍する、まさに一台三役です。

使ってみての正直レビュー
✅ 良かった点
- 一枚で三役——ラゲッジボード・車内テーブル・車外テーブルに対応
- 熱いものを直接置ける——耐熱マットのおかげでカップ麺もそのままOK
- 水分跡が残らない——ブライワックス仕上げ+耐熱マットのダブル対策
- ベッドから210mmのテーブル高さ——座ったままで使いやすい絶妙な高さ
- 剛性は十分——18mm厚のパイン集成材はしっかりしていてたわまない
- 見た目が好み——黒×ナチュラルウッドの配色が車内にぴったり
⚠️ 気になった点
- 重さがある——18mm厚のパイン集成材なので持ち運びにはやや力が要る
まとめ
純正ラゲッジトノボード(26,820円)の仕組みをベースに、材料費21,356円のDIYで実現。さらに純正にはないテーブル機能・耐熱対応・折りたたみ脚での車外使用まで盛り込んだ、まさに一枚で三役の仕上がりになりました。
ホームセンターのカットサービスを使えば電動工具なしでも作れます。ぜひ参考にしてみてください!

