🏕️ UL装備、ペグも軽くしたかった
軽キャンの装備を少しずつ軽量化していくと、最後に残るのが意外と「ペグ」だったりします。テントやタープに付属している鉄や鋳造のペグって、1本ずつは小さいのに、本数がまとまると地味に重い。
そこで気になっていたのがチタンペグです。チタンは軽くてサビにも強い素材。「これに替えればペグまわりがまるごと軽くなるな」と思って、いくつか試行錯誤した結果、今はソリッドタイプの20cmと24cmの2本立てに落ち着きました。
ただ、ここに行き着くまでにはちょっとした遠回りがありました。今回はその失敗も含めて、正直にレビューしていきます。

⚡ まずV字型チタンペグを試した
最初に選んだのは、TITAN MANIA(チタンマニア)のV字型チタンペグ 16cmでした。断面がV字(アングル状)になっていて、ピンタイプより接地面が広く、ホールド力が出るとされるタイプです。
実際、軽さは文句なし。しかもV字型は重ねるとピタッと収まるので、収納したときのスタッキング性も良好でした。「これはUL的に秀逸だな」と最初はかなり気に入っていたんです。
⚠️ でも硬い地面で曲がってしまった
問題が出たのは、地面が硬いサイトや、石が混じった地面に打ち込んだときでした。V字型の16cmは、ハンマーで打ち込んでいくと石に当たった部分から曲がってしまうことがあったんです。
もちろん、柔らかい芝生や土のサイトなら問題なく使えます。ただ、行く場所を選べない車中泊キャンプだと「今日は地面が硬いからこのペグは使えないな」という日が出てくる。これがだんだんストレスになってきました。
※あくまで私の使い方(16cmの短いV字型を硬い地面に打った場合)での体験です。地質やサイズによって結果は変わります。
🔄 使い分けようとして本末転倒に
そこで一度は「柔らかい地面ではV字型、硬い地面では普通のソリッドペグ」と2種類を持ち歩いて使い分けることを考えました。
でも、これが完全に本末転倒。2種類のペグを両方積むと、当然そのぶん荷物も重さも増えます。軽くするためにチタンにしたのに、結局2セット持っていたら意味がない……と気づきました。
結局、V字型は出番がなくなっていきました。
✅ ソリッド20cm・24cmの2本立てが正解だった
いろいろ遠回りした結果、今はTITAN MANIAのソリッド(丸棒)タイプに統一しています。サイズは2種類。テント用に20cm、タープ用に24cmという組み合わせです。

ソリッドタイプは丸い棒状で、断面がしっかり詰まっているぶん、V字型より粘りがあって曲がりにくい。硬めの地面でも安心して打ち込めるようになりました。それでいてチタンなので十分に軽い。「軽さと強度の両立」という意味で、私にはこれがいちばんしっくりきました。
📏 テント用:ソリッド20cm
テントの自立部分やガイラインの固定にちょうどいいのが20cm。短いぶん軽くて打ち込みもラク。本数が必要なテント用に、6本セットを複数まとめて使っています。
📏 タープ用:ソリッド24cm
風を受けるタープは、しっかり長さのある24cmで固定すると安心感が違います。少し長いぶんホールド力があるので、メインのアンカー用にこちらを使い分けています。
収納袋もTITAN MANIAの巾着がそのまま使えて、サイズごとに分けて入れておけます。サイズごとに分けて袋にまとめると混ざらないので、使用するときにはうれしいポイント。


🔨 鍛造ペグ(エリッゼ・ソリッドステーク)との違い
「硬い地面でも絶対に曲げたくないなら、鍛造ペグでいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。たしかに村の鍛冶屋のエリッゼステークや、スノーピークのソリッドステークといった鍛造ペグは、岩盤に近いような地面でも打ち込める頑丈さがあります。
ただ、鍛造ペグは頑丈な反面、しっかり重量があります。スチール製なので、本数をそろえると相応の重さになり、UL(ウルトラライト)志向のキャンプではここがネックになりがちです。
チタンのソリッドペグは、鍛造ペグほどの強さはありません。そこは正直なところです。でも、軽さと、必要十分な強度のバランスで見たときに、荷物を軽くしたい軽キャンには合っている。「最強の頑丈さ」ではなく「軽さと強さのちょうどいいところ」を取りにいった、というのが私の選択です。
| タイプ | 重量目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| チタンソリッド | 約70g(30cm) | 軽い・サビに強い・必要十分な強度。UL向き |
| チタンV字型 | 約12g(16cm) | 最軽量・スタッキング良好。硬い地面では曲がりやすい |
| 鍛造ペグ | 約210g(30cm) | 非常に頑丈・硬い地面に強い。ただし重い |
📐 スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ブランド | TITAN MANIA(チタンマニア) |
| タイプ | ソリッド(丸棒) |
| サイズ | 20cm(テント用)/ 24cm(タープ用) |
| 素材 | チタン |
| 付属 | 反射ロープ・収納袋 |
| 使用本数(筆者) | 20cm×18本・24cm×10本 |
📝 まとめ:こんな人に向いてる
- ✅ ペグまわりを軽くしてUL化したい人
- ✅ いろんなサイトに行くので、ある程度の地面の硬さにも対応したい人
- ✅ V字型の「曲がる問題」で困った経験がある人
- ✅ サビに強くて長く使えるペグがほしい人
逆に、岩盤のような極端に硬い地面が多い人や、強度を最優先したい人は鍛造ペグのほうが安心かもしれません。そこは持ち運ぶ重さと相談ですね。
私の場合は、遠回りした末に「チタンソリッドの20cm・24cm」という形に落ち着きました。軽さを守りながら、必要な強さも確保できる。軽キャンのペグ選びで迷っている方の参考になればうれしいです。

