焚き火台を6台買って、いま持ち出すのは2台だけです。
UCO(ユーコ)フラットパックグリル M と UNIFLAME(ユニフレーム)ファイアスタンド2。選んだ基準は、収納がコンパクトなこと、軽いこと、そして展開と撤収が早くて楽なことの3つです。
最初は「組み立てが楽しい」で焚き火台を選んでいました。ファミリーキャンプで使ううちに、その楽しさが面倒に変わり、3台を売りました。この記事では6台ぶんの遍歴と、いま使っている2台の違いを書きます。
ファイアスタンド2は購入したばかりで、まだ焚き火をしていません。この記事のファイアスタンド2の部分は「使ってみた感想」ではなく、6台使ってきた私が、なぜこれを選んだのかという選定理由です。実際に使ったら、この記事に追記します。
フラットパックグリルMのほうは、実際に使い込んだうえでの内容です。
🔥 結論|展開撤収が早くて楽で軽い2台に落ち着いた
焚き火台に求める条件は、使ううちに変わりました。いまの私の基準はこの3つです。
② 軽い(1台で1kg以上変わる)
③ 展開と撤収が早くて楽(組み立てに頭を使わない)
この3つで選ぶと、答えは2台に分かれます。
軽さを最優先するならファイアスタンド2。約490gで、フラットパックMの約3.6分の1です。
薄く積みたい・網で焼きたいならフラットパックM。厚さ3.5cmの板状になり、開くだけで設営が終わります。
私はこの2台を目的で使い分けています。車中泊で気軽に焚き火をする日はフラットパックM、荷物を削りたい日はファイアスタンド2、という分け方です。

📊 UCOフラットパックMとファイアスタンド2を比較
2台のスペックを並べます。かさばり具合が分かるように、収納サイズから計算した体積も入れました。
| 項目 | UCO フラットパックM | ファイアスタンド2 |
|---|---|---|
| 重量 | 約1.75kg(収納ケース含む) | 約490g |
| 収納サイズ | 約37.5×27×3.5cm(薄い板) | 約直径6×57cm(細長い筒) |
| 収納の体積 | 約3.5L | 約1.6L |
| 使用サイズ | 約34×25.4×28.5(h)cm | 約40×40×30(h)cm |
| 展開 | 開くだけ | スタンドを開いてメッシュを掛ける |
| 材質 | ステンレス | メッシュ=特殊耐熱鋼/脚=ステンレス鋼 |
| 調理 | バーベキューグリル(網)が付属 | 五徳・網なし=焚き火専用 |
| 耐荷重 | 9kg以下 | メーカー公表値なし |
数字にすると差がはっきりします。重さは約1.26kgちがい、収納の体積は約2倍ちがう。ただし向きが逆で、フラットパックMは「薄いけれど面が大きい」、ファイアスタンド2は「細いけれど57cmと長い」。どちらがコンパクトかではなく、自分の積み方に合うのはどちらかで決まります。
私のエブリイワゴンだと、フラットパックMは荷物の隙間に立てて差し込めます。ファイアスタンド2は57cmの直線が要るので、置き場所は限られます。
🟡 UCO フラットパックグリルM|開くだけで焚き火が始まる
私がいちばん使っている焚き火台です。B6君より大きくて市販の薪が入り、それでいて収納は厚さ3.5cm。この組み合わせに惹かれて買いました。
📦 スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 使用サイズ | 約34×25.4×28.5(h)cm |
| 収納サイズ | 約37.5×27×3.5cm |
| 重量 | 1.75kg(収納ケース含む) |
| 耐荷重 | 9kg以下 |
| 材質 | ステンレス |
| 付属品 | ファイヤーピット、バーベキューグリル、収納ケース、網用ハンドル |
◎ 良かった点①|設営は「開く」の1動作で終わる
これが購入の決め手です。収納状態は薄い板ですが、使うときは開くだけ。脚を差したり、パーツを順番に組んだりする工程がありません。
開く → 薪を入れる → 火をつける。この3手で焚き火が始まります。撤収も逆にたたむだけです。焚き火台は構造が複雑なほど設営と撤収が長くなるので、この単純さは効きます。
◎ 良かった点②|厚さ3.5cmで隙間に差せる
収納サイズは約37.5×27×3.5cm。筒型ではなく板状なので、荷物と荷物の間に立てて差し込めます。車中泊は道具の総量が多く、焚き火台だけに専用スペースを空けたくありません。厚さ3.5cmは、この積み方と相性がいいです。
△ 気になる点①|収納ケースがジャストすぎる
付属の収納ケースは本体に対してぴったりで、出し入れに手間取ります。撤収のときに少しもたつくので、あと数ミリ余裕があれば、というのが正直なところです。
△ 気になる点②|網を載せると薪を足しにくい
付属のバーベキューグリルを載せれば調理に使えます。ただし網を載せた状態では、薪の追加がしにくくなります。焚き火を長く続けながら薪をどんどん足したい日は、網を外して使うほうが快適です。




ここからが本題です。フラットパックMにはロストル(薪を載せる網)が付きません。灰受けの上に直接薪を置く形になるので、下から空気が入りにくくなります。
私はダイソーの水切りスタンドを敷いて使っています。サイズがぴったりで、薪の下に空気の通り道ができます。純正品ではないので自己責任での工夫ですが、火の付き方が変わりました。なお純正の底網(27038)は別売りであります。確実さを取るならこちらです。


🟢 UNIFLAME ファイアスタンド2|490gに賭けて買った1台
この焚き火台は購入したばかりで、まだ焚き火をしていません。ここに書くのは使用レビューではなく、6台使ってきた私が何を期待して買ったのかという話です。使ったら追記します。
📦 スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 使用サイズ | 約400×400×300(高さ)mm |
| 収納サイズ | 約直径60×570mm |
| 重量 | 約490g |
| メッシュシート | 特殊耐熱鋼 FCHW2 |
| スタンド | ステンレス鋼 |
| 付属品 | 収納ケース |
買った理由①|約490gという数字
フラットパックMが1.75kg、ファイアスタンド2が約490g。差は1.26kgです。焚き火台1台でこれだけ変わる装備は多くありません。私はチェアもテーブルもUL寄りで選んできたので、焚き火台だけ1.75kgのままなのが気になっていました。
買った理由②|炎が横から見える構造
もうひとつの理由は、焚き火の動画を撮りたくなったことです。メッシュタイプは側面が開いているので、薪が燃えている様子が横から見えます。囲いのあるフラットパックMでは、この画は撮れません。
△ 買う前から分かっている弱点①|細いが57cmと長い
収納は直径6cm・長さ57cmの筒です。体積は約1.6Lとフラットパックの半分以下ですが、57cmの直線が入る場所が必要になります。荷室の形によっては、薄いフラットパックMのほうが積みやすい場面があります。
△ 弱点②|五徳がないので調理には使えない
ファイアスタンド2に五徳や網は付きません。鍋やフライパンを載せる前提の道具ではないので、焚き火専用と考える必要があります。私は調理をIHとCB缶ガスに任せているため、ここは弱点になりませんでした。車中泊のキッチンまわりは「【軽キャン×電気調理】IHコンロで完結する車中泊キッチン」に書いています。




🧯 焚き火シートと着火剤|毎回かならず使う2つ
どちらの焚き火台を使うときも、下にはロゴスの焚き火シートを敷いています。芝生や地面を傷めないための道具で、キャンプ場によっては使用が条件になっている場所もあります。
特にファイアスタンド2のようなメッシュタイプは、燃えた灰や小さな熾火が下へ落ちます。メッシュを選ぶなら焚き火シートはセットで用意する。私はそう決めています。
なお、焚き火をするのは焚き火が認められた場所だけです。道の駅は仮眠で使わせてもらう場所なので、焚き火や調理はしません。


🔥 着火剤はクリスピースターター
火付けはクリスピースターターという国産の着火剤に任せています。1個で10分以上燃えます。細い薪を組んでおけば、燃えているあいだに火が移ります。

おがくずと使用済みのろうそくを固めた着火剤で、1袋に100個入っています。焚き火のたびに買い足す心配がないのは、地味ですが助かる点です。
🕰 焚き火台6台の遍歴|「楽しい」が「面倒」に変わった
ここまでの2台にたどり着くまでに、6台を買いました。B-6君はステンレスとチタンの両方を持っているので、実際に手を出した数でいえば7台です。
| 焚き火台 | 重量 | 収納サイズ | いま |
|---|---|---|---|
| 笑’s B-6君 ステンレス・チタンの2台所有 | 約500g (ステンレス) | 約18.1×12.2×1.8cm | 手元にある |
| 笑’s B-GO-WING | 約1.37kg | 約25.6×17.6×3.0cm | 売却 |
| 笑’s 焚き火マシン DELTA 290 | 約950g | 約29×21×5cm | 売却 |
| DOD めちゃもえファイヤー | 約7.7kg (テーブル・バッグ込みの総重量) | 約45×19×25cm | 売却 |
| UCO フラットパックグリル M | 約1.75kg | 約37.5×27×3.5cm | 🔥現役 |
| UNIFLAME ファイアスタンド2 | 約490g | 約直径6×57cm | 🔥現役 |
1台目|笑’s B-6君|組み立てが楽しかった時期
最初に買った焚き火台です。B6サイズの薄い板から組み上げていく構造で、この「展開する」という行為そのものが楽しくてよく使っていました。
不満は2つ。市販の薪がそのまま入らないので、小さい薪をホームセンターで購入していました。もう1つは手入れのしにくさです。私はステンレスとチタンの両方を持っていて、その違いは「【比較】笑’s B6君はチタニウムとステンレスどっち?両方使って分かった違い」に書きました。
2台目|笑’s B-GO-WING|薪は解決、重さが残った
薪のサイズ問題を解決するために買いました。サイドの扉を開くと、市販の薪がそのまま入ります。薪を割る手間が消えたのは大きな変化でした。
代わりに重量が約1.37kgになり、500gのB-6君から乗り換えた身には重く感じました。この1台は売却しています。詳しくは「【笑’s】B-GO-WING 正直レビュー|長い薪がそのまま入る焚き火グリル」にまとめています。
3台目|笑’s DELTA 290|組み立てが面倒に変わった
この1台が転機でした。手放した理由は重さではありません。約950gで、B-GO-WINGの1.37kgより軽いのに使わなくなりました。
理由は組み立ての手間です。B-6君のときは楽しかった作業が、ファミリーキャンプでは面倒になりました。子どもを見ながら設営して、暗くなる前に食事の準備をして、翌朝は片付けて出発する。この流れの中では、手数の多い焚き火台は手が止まる原因になります。
ここで私の基準が「軽さ」から「早さ」へ移りました。
4台目|DOD めちゃもえファイヤー|1回使って終わった
二次燃焼に興味があって買いました。結果は1回使って終わりです。理由ははっきりしていて、重かったからです。
総重量は約7.7kg(専用テーブルと収納バッグを含む)。フラットパックMが4台分入る計算です。焚き火台としての性能ではなく、私が求める方向とずれていました。売ったのはB-GO-WING、DELTA 290、めちゃもえファイヤーの3台です。B-6君はステンレスとチタンの両方が手元に残っています。
買ったのに使わなくなった道具は焚き火台だけではありません。「【一軍落ち】軽キャンで使わなくなったアイテム4選」にも同じ話を書いています。
5・6台目|残ったのが「開くだけ」と「490g」
4台を経てたどり着いたのが、開くだけのフラットパックMと、約490gのファイアスタンド2です。6台とも良い焚き火台でしたが、ファミリーキャンプと車中泊という私の使い方で毎回持ち出すのは、この2台だけになりました。
🙋 どっちを買う?タイプ別の結論
・車への積載を最優先したい
・市販の薪をそのまま使いたい
・網で焼きものもしたい
・囲いのある焚き火台が安心
・設営を1動作で終わらせたい
・炎を横から眺めたい
・焚き火の写真や動画を撮りたい
・調理は別のコンロでする
・57cmの収納場所を確保できる
・徒歩やバイクで運ぶことがある
1台目に買うなら、私はフラットパックMをすすめます。焚き火と調理の両方をカバーでき、設営が単純だからです。焚き火台をすでに持っていて、荷物を削りたい人や炎を眺めたい人が2台目に選ぶのがファイアスタンド2、という位置づけです。
❓ よくある質問(FAQ)
✅ まとめ|焚き火台は「何を優先するか」で決まる
6台使って残ったのは2台でした。
軽さを優先するならファイアスタンド2(約490g)。収納の薄さ・調理・設営の早さのバランスならフラットパックM(約1.75kg)。
私の場合、基準は途中で変わりました。最初は「組み立てが楽しいこと」、次に「軽いこと」、いまは「展開と撤収が早くて楽なこと」です。DELTA 290を手放した理由が重さではなく手間だったのが、その証拠になっています。
焚き火台を選ぶときは、重量と収納サイズの数字だけでなく、自分が焚き火台で何をしたいのかを先に決めると外しません。眺めるのか、料理をするのか、とにかく荷物を減らしたいのか。そこが決まれば、残る候補は自然に絞られます。
※この記事のアイキャッチ画像はAI生成画像です。
