夏の海キャンプは、「火を使わない調理」「保冷」「日焼け対策」の3つを押さえるだけで、一気に快適で安全になります。
真夏のタープ下、コンロの前に立った瞬間の熱気で、調理する気が失せた経験はありませんか。海は日差しも気温も内陸より厳しく、食材も傷みやすい。だからこそ道具選びで差が出ます。
この記事で紹介するのは、7月中旬に弁天浜キャンプ場へ1泊2日で行ったとき、私が実際にエブリイへ積んでいった道具です。使うシーンごとに紹介します。
🔥 火を使わない!夏の「食事」の注意点と調理ギア
夏の海キャンプの調理は、直火の焚き火より「ガス」か「電気(IH)」が正解です。理由は2つあります。
1つ目は暑さ。炎天下で焚き火に張り付くと熱中症のリスクが上がります。2つ目は乾燥した浜辺や強風での火の粉。ガス・IHなら火力を一定に保て、後始末も早い。撤収の速さは、疲れた帰り際にじわっと効いてきます。
🍳 ガス派①:イワタニ タフまるジュニア(カセットコンロ)
風防一体型の小型カセットコンロです。今回の弁天浜では、これで焼肉をしました。炭火のような火起こしや後始末がいらず、ガスをひねればすぐ焼ける手軽さが海キャンプ向き。CB缶はコンビニでも買えるので、遠征先で燃料切れの心配が少ないのも安心です。
五徳を囲む風防が付いているので、多少の風でも火が安定します。ジュニアサイズでも、焼肉をするには火力は十分でした。

🔧 ガス派②:SOTO レギュレーターストーブ ST-310/FUSION ST-330
コンパクトなシングルバーナーです。私はどちらも持っていて、その日の荷物量で使い分けています。
ST-330(FUSION)は、荷物を減らして身軽に行きたいときの一台。ST-310は対応アクセサリー(オプション)が豊富なので、あれこれ足してサイトを充実させたいときに使います。同じSOTOのレギュレーターストーブでも、役割を分けているわけです。
⚡ 電源サイトなら:dretec ピッコリーノ(IHクッカー)
電源付きサイトを予約できたときの選択肢が、コンパクトなIHクッカー「ピッコリーノ」です。火を一切使わないので、テント内や子どものそばでも扱いやすい。ガス缶の残量を気にせず、コンセントがある限り使い続けられます。
使ってみて気に入っているのは、手入れの楽さです。天面がフラットなIHなので、吹きこぼれても拭くだけで片付きます。愛用しているJHQのマルチグリドルはIHでもガスでも使えるので、ピッコリーノにもそのまま載せられます(マルチグリドル2サイズのレビューはこちら)。
🧊 食中毒を防ぐ「保冷」と水分補給
夏の海キャンプで一番こわいのは食中毒です。保冷は「クーラー本体・保冷剤・凍らせた水」の3点セットで考えると失敗しません。

🧊 AOクーラーズ 18パック(ソフトクーラー)
保冷力の高いソフトタイプのクーラーバッグです。ハードクーラーより軽くて扱いやすく、エブリイの荷室にも収まりのいいサイズ感。私は保冷剤のクーラーショックと組み合わせて、夏の食材管理を任せています。
AOクーラーズは様々なサイズも出ています。ランチサイズとの比較は「AOクーラーズ ランチ vs トランク18L 比較レビュー」にまとめているので、サイズ選びで迷う人はそちらもどうぞ。
❄️ クーラーショック(保冷剤)
柔らかいソフトタイプの強力保冷剤です。凍らせるとしっかり固まり、溶けても袋のまま。海キャンプの長い1日でも、庫内の温度をぐっと下げてくれます。
私はS2枚・M・Lを各1枚持っていて、AOクーラーズ18パックにはMとLの2枚を入れています。サイズ展開があるので、クーラーの容量に合わせて選べます。

💧 Hydrapak シーカー2L(凍らせる水タンク)
薄く畳めるソフトな水タンクです。私の使い方は、これに水を入れて凍らせ、クーラーの中で保冷剤代わりにすること。溶けたらそのまま飲み水や手洗い用の水になるので、保冷剤と水を別々に持つより荷物が減ります。約76gと軽く、空にすればくるっと丸められます。

凍らせて保冷に使うアイデアの詳しい手順は、「クーラーショック&シーカーの保冷術」にまとめています。
凍らせたパウチゼリーも保冷剤代わりになります。溶けかけを海上がりに飲むと、冷たいおやつと水分補給を兼ねられて一石二鳥です。
保冷力の実測や組み合わせ方は、この3記事に詳しくまとめています。
・AOクーラーズ ランチ vs トランク18L 比較
・クーラーショック&シーカーの保冷術
・48時間保冷実験
🧴 日焼け・UV対策の服装
海の日差しは想像以上です。「肌を隠す服」+「日焼け止め」の合わせ技で、あとで後悔しない備えをしておきます。
👕 パタゴニア キャプリーン クール サン フーディ
薄手で速乾のフード付き長袖シャツです。フードをかぶれば首の後ろまで覆えるので、帽子だけより日差しを避けられます。汗をかいてもすぐ乾き、濡れると気化熱で少しひんやりするのが夏向き。
🩳 パタゴニア バギーズ・ロング 7インチ
水陸両用のハーフパンツです。海に入ってもすぐ乾くので、そのまま調理や設営に戻れる。水着とショーツを分けて持たなくていいのが、荷物を減らしたい軽キャンにちょうど良い一本です。
🦵 スキンズ SERIES-3 コンプレッション ロングタイツ
脚を覆う着圧タイプのロングタイツです。日焼け対策になるうえ、砂浜や岩場でのすり傷、虫からも脚を守れます。
私は水着(バギーズ)の下に履いて泳いでいます。着圧のおかげか、体感では泳いだあとの疲労感が違う気がします。
☀️ ラロッシュポゼ UV イデア XL プロテクション トーンアップ(SPF50・PA++++)
顔用の日焼け止め下地です。家族で使えるやさしい使い心地で、私は海に出る前と、汗をかいたあとに塗り直しています。SPF50・PA++++で、真夏の直射日光の下でも安心して過ごせます。
このほか、足元はくつ下で軽い日焼け・砂対策をしています。ここは好みのものでOKです。
🤿 泳ぐときの装備と、泳いだあとの一足
海キャンプの楽しみは、やっぱり泳ぐこと。足元と、水中で見る道具をそろえておくと、安全に長く遊べます。
🥽 GULL マンティス5(マスク+シュノーケルのセット)
日本製の定番マスクとシュノーケルの2点セットです。シリコン素材が顔に吸い付くようにフィットして、着け心地が良い。シュノーケリングの快適さは、マスクの質ではっきり変わります。
🫧 セットで必須:GearAid SeaGold(マスク曇り止め)
マンティス5でも、何もしないと泳いでいる間に内側が曇ります。だから曇り止めは必須。私は泳ぐ前にSeaGoldを塗って、視界をクリアに保っています。
足元はマリンシューズで岩場やゴツゴツした海底のケガを防ぎ、グローブで手を保護します。どちらもこだわりなく選んでいるので、サイズ重視で好みのものを。
👣 泳いだあとは HOKA ORA リカバリーフリップ
厚底でクッション性の高いリカバリーサンダルです。海で遊んで疲れた足に、ふかふかの履き心地がうれしい一足。サイトでのリラックスタイムや、シャワー・トイレへのちょっとした移動もこれで済みます。鼻緒タイプなので素足でさっと履けます。
❓ よくある質問(FAQ)
🎒 夏の海キャンプ 持ち物チェックリスト
最後に、この記事の持ち物をチェックリストにまとめました。出発前のスクショ用にどうぞ(★=この記事で紹介した道具)。
☐ CB缶(ガスの予備)
☐ ★dretec ピッコリーノ(※電源サイトのみ)
☐ 鍋・マルチグリドル・カトラリー
☐ ★クーラーショック(AOにはM・L)
☐ ★Hydrapak シーカー(凍らせておく)
☐ 凍らせたパウチゼリー・飲み物多め
☐ ★パタゴニア バギーズ・ロング
☐ ★スキンズ ロングタイツ(水着の下に)
☐ ★ラロッシュポゼ(日焼け止め)
☐ 帽子・サングラス・くつ下
☐ 虫よけアイテム(→夏の虫対策6選)
☐ ★SeaGold(マスク曇り止め)
☐ マリンシューズ・グローブ
☐ ★HOKA リカバリーサンダル(泳いだあと)
☐ タオル・着替え
✅ まとめ
夏の海キャンプは、次の3つを押さえれば安全に楽しめます。
- 食事:火を使わずガス(タフまるジュニア/SOTO)か、電源サイトならIH(ピッコリーノ)で
- 保冷:AOクーラーズ+クーラーショック+凍らせたシーカーの3点で食中毒を防ぐ
- 日焼け・泳ぎ:肌を覆う服と日焼け止め、足元と水中の装備をそろえる
どれも私がエブリイの海キャンプで実際に使っている道具です。全部そろえなくても、まずは保冷から見直すと、夏の安心感がぐっと変わります。
暑さ対策の全体像は「夏の暑さ対策まとめ」でも詳しく紹介しています。
※アイキャッチ画像はAI生成イラストです。
