夏の暑さ対策まとめで「真夏の平地はポータブルクーラーを導入するか、標高の高い場所へ移動するか」と書きました。網戸と標高でしのいできた我が家ですが、いよいよポータブルクーラーの導入を本気で検討しています。
いま気になっているのが、コイズミの「ラ・クール」。ポータブルクーラーでは珍しい「室内機と室外機が分かれたセパレート型」です。定番のEcoFlow WAVE 3・EENOUR QN750と並べて、公表スペックで比較検討してみました。
※3機種とも未購入のため、この記事は公表スペックにもとづく比較検討です(実機レビューではありません)。導入したら使用感を追記します。
🆕 コイズミ「ラ・クール」ってどんなクーラー?
ラ・クールは、コイズミのポータブルクーラー。他のポータブルクーラーとの決定的な違いは、家庭用エアコンのように「室内機」と「室外機」が分かれたセパレート型だということです。
- コンプレッサー(音と熱の発生源)が室外機側にあるので、車内に置くのは6kgの室内機だけ
- 一体型のような「排熱ダクトを窓から出す」方式ではなく、室外機ごと外に置く発想
- 冷房能力2,210BTU/h(約0.65kW)・定格消費電力300W(50Hz)/370W(60Hz)
- 室内機と室外機は長さ2mのホースで接続(分離不可)
- 公式直販価格 178,200円(税込)
※執筆時点で楽天の取扱店は予約完売などが多く、在庫は流動的です。コイズミの公式直販サイトもあわせて確認するのがおすすめです。
📊 スペック比較表:3機種を並べてみた
| 項目 | ラ・クール | EcoFlow WAVE 3 | EENOUR QN750 |
|---|---|---|---|
| 方式 | セパレート型(室外機分離) | 一体型+排熱ダクト | 一体型(デュアル換気) |
| 冷房能力 | 2,210BTU/h(約0.65kW) | 6,100BTU(1.8kW) | 2,900BTU(0.85kW) |
| 消費電力 | 定格300W(50Hz)/最大750W | 冷房 約690W | 約210W |
| 重量 | 室内機6kg+室外機12.8kg | 約15.6kg | 約10kg |
| 電源 | AC100V | AC/専用バッテリー(1024Wh・別売)で最大8時間 | AC100V〜220V/DC24V |
| 動作音 | 58〜64dB(コンプレッサーは車外) | 公表値記載なし | 2気筒化で静音性向上(メーカー公表) |
| 価格の目安 | 公式直販 178,200円(税込) | 実勢10万円前後(バッテリー別売) | 実勢6万円前後(セール変動大) |
※各メーカー・販売ページの公表値をもとに作成(執筆時点)。価格は変動が大きいので、必ずリンク先で最新価格を確認してください。
🔍 3つの注目ポイントを深掘り
① セパレート型は「音と熱を車外に追い出せる」
一体型ポータブルクーラーの宿命は、コンプレッサーの運転音と排熱が車内で発生すること。排熱ダクトで熱を外に逃がしても、本体の音は枕元で鳴り続けます。
ラ・クールはコンプレッサーが室外機側にあるので、うるさくて熱い部分をまるごと車外に置けるのが最大の魅力。車内に入るのは6kgの室内機だけです。いっぽうで、室外機(12.8kg)の置き場所と、2mのホースを窓やドアから通す工夫、雨対策は必要になります。
② サブバッテリーで一晩動くか?を計算してみた
我が家が導入予定のサブバッテリー(リン酸鉄リチウム 12V・200Ah)は容量およそ2,560Wh。各機種の定格消費電力で単純計算すると、連続運転できる時間はこうなります。
- EENOUR QN750(約210W)→ 約12時間
- ラ・クール(定格300W)→ 約8時間
- EcoFlow WAVE 3(冷房約690W)→ 約3.5時間 ※専用バッテリー(1024Wh)追加で公称最大8時間
※インバーターの変換ロスや、コンプレッサーの動作状況(外気温・設定温度)で実際の時間は変わります。あくまで「一晩持つ可能性があるか」の目安ですが、ラ・クールとQN750は計算上、一晩カバーできるラインに入ってきます。
③ 冷房能力は「車内の広さ」で考える
数字だけ見るとWAVE 3の1.8kWが圧倒的です。ただ、エブリイの車内は数畳ぶんもない狭い空間。閉め切って冷気を逃さない使い方なら、0.65〜0.85kWクラスでも「就寝スペースを冷やす」には現実的な選択肢になりそうです。逆に、テントや広い車内も冷やしたいならWAVE 3の余裕が活きるはずです。
なお、クーラーを使うときは網戸換気とは考え方が真逆で、冷気を逃さないようできるだけ閉め切るのが基本です。ここで方式の違いが効いてきます。一体型は排熱をダクトで車外に出す設計のため、機種や設置方法によっては車内の空気を排気に使うぶん、外気の取り込み口が必要になる場合があります。セパレート型のラ・クールは車内の空気を外に捨てない構造なので、ホースの通し口さえ処理すれば「閉め切り運転」がしやすい——ここもセパレートの隠れた利点です。
💰 価格差をどう考える?
本体価格はQN750(実勢6万円前後)→WAVE 3(本体10万円前後・バッテリーを足すとさらに上)→ラ・クール(公式直販178,200円)の順で、ラ・クールは3機種で最も高価です。セパレート型ならではの静かさに、この価格差を払えるかどうかが最大の分かれ目になります。
ただ「夏の車中泊で眠れるかどうか」を買うと考えると、単純な安さ比べではなく、静かさ(セパレート)を取るか、軽さと省電力(QN750)を取るか、冷やすパワー(WAVE 3)を取るかの選択になりそうです。
🚐 我が家(エブリイ軽キャン)ならどう選ぶ?
我が家の使い方(エブリイで車中泊・寝るときの静かさ最優先・サブバッテリー200Ah導入予定)で考えると、いま気になっているのはラ・クールです。
- 寝ている枕元にコンプレッサーが無い=静かさへの期待が最も大きな理由
- 定格300Wなら、導入予定のサブバッテリーで一晩いける計算
- 室内機と室外機をつなぐ2mのホースは、冷気を逃さないよう窓やドアの隙間を最小限にして通す工夫が必要(閉め切り運転とセットで考える)
- 室外機は地面置きではなく、公式オプションの「レインモールアダプター」(10,780円・税込)で車体のレインモールに引っ掛ける設置を検討中。地面置きの汚れや雨はね、置き場所問題がまとめて解決できそう
気がかりは、178,200円という価格(レインモールアダプターを足すと約19万円)と、取扱店が少なめなこと。このあたりは導入したら実機で確かめて、正直に追記します。
❓ よくある質問(FAQ)
📝 まとめ:どれを選ぶ?
- ラ・クールが向く人:就寝時の静かさを最優先したい人。室外機の設置を工夫でき、価格(178,200円)に納得できる人
- EENOUR QN750が向く人:省電力(約210W)と軽さ(約10kg)でサブバッテリー運用したい人
- EcoFlow WAVE 3が向く人:冷やすパワー重視。専用バッテリーでコードレス運用したい人
我が家は「静かさ」でラ・クールを本命に検討中。導入したら、エブリイでの設置方法や実際の冷え方・音・電力消費を実機レビューとして追記します。
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