結論から書きます。すでにチェアゼロを持っているなら、LTへの買い替えは必要ありません。3年使った我が家のチェアゼロは、生地のべたつきも色あせも出ていないからです。
ただし、例外が1つあります。砂浜で使う人です。
私は砂地で脚が沈むのが嫌で、Vibramボールフィートを足しています。収納袋込みで実測250g。チェアゼロ本体の526gに足すと776gになります。LTは534g(メーカー公表・袋込み)。砂浜で使う前提なら、LTのほうが242g軽い計算です。
スペック表を並べただけでは出てこない結論です。3年使ったチェアゼロがいまどうなっているかと合わせて、順に書きます。
※チェアゼロLTは未購入です。LT側はメーカー公表スペックにもとづいています。チェアゼロ側は3年使った実体験です。実物を入手したら追記します。
🆕 チェアゼロLTってどんなチェア?
チェアゼロLTは、超軽量チェア「チェアゼロ」をベースに、生地とフレームを新世代のものに置き換えた2026年の新作です。
メーカーの発表によると、ポイントは次の3つ。
- 新開発生地「GhostGrid™」:コーティングなしでも強度と耐摩耗性を確保
- 7000系アルミ合金フレーム:環境に配慮したグリーンアノダイジング処理
- 新設計「X-Strapスタビライザー」:砂地や柔らかい地面での沈み込み・ぐらつきを抑える
カラーはシアンとメロンの2色で、収納袋付き。価格は税込23,500円です。
📊 スペック比較表:チェアゼロ vs チェアゼロLT
| 項目 | チェアゼロ | チェアゼロLT |
|---|---|---|
| 重量(本体) | 509g | 494g |
| 重量(袋込み) | 531g | 534g |
| サイズ | 幅50.5×奥行き46×高さ64cm | 幅50.5×奥行き46×高さ64cm |
| 収納サイズ | 幅10×奥行き10×高さ35cm | 幅12×奥行き12×高さ36cm |
| 座面高 | 28cm | 約28cm |
| 耐荷重(静荷重) | 120kg | 120kg |
| 価格 | 実勢1.2〜1.6万円前後※ | 定価23,500円(税込) |
※チェアゼロの価格は2026年6月時点の通販各店の実勢価格の目安です。店舗・カラーにより変動します。
表にして気づいたのですが、本体は15g軽くなった一方で、収納袋込みだと531g vs 534gでほぼ同じ(むしろわずかに重い)。サイズ・座面高・耐荷重も同じです。
つまりLTの本質は「もっと軽くなったチェアゼロ」ではなく、「同じ軽さのまま、生地とフレームが強くなったチェアゼロ」と理解するのが正確です。
🪑 3年使ったチェアゼロは、いまこうなっている
我が家のチェアゼロは3年目です。結論から書くと、生地は傷んでいません。
- べたつき:出ていない
- 色あせ:出ていない
- 座面の傷み:出ていない

生地のアップです。リップストップの格子模様がはっきり残っていて、コーティングが白く粉を吹いたり、べたついたりする様子はありません。

いちばん力がかかる座面の角と縫い目です。ほつれも変色も出ていません。
チェアゼロの生地は薄いので、デリケートだと言われることがあります。我が家の1脚では、3年たってもその兆候は出ていません。
つまり「生地の劣化が心配だからLTに買い替える」という理由は、少なくとも3年のスパンでは私には当てはまりませんでした。
我が家の1脚を実測してみた
せっかくなのでキッチンスケールに載せました。

本体だけで508g。メーカー公表値は509gなので、3年使ってもほぼ公表値どおりでした。


収納袋に入れると526g。袋だけを量ると18gだったので、508+18=526でぴったり合います。
ただし弱点が1つだけあった|砂地で脚が沈む
3年で唯一困ったのが、砂浜や柔らかい土での沈み込みです。脚が細いので、座ると地面に刺さります。
対策としてVibramボールフィートを買いました。脚の先に付けて、接地面を広げる部品です。カスタムの詳細は「チェアゼロカスタム5選|軽さを守りながら快適さを足す方法」に書いています。

メッシュ袋に入れた状態で250g。チェアゼロ本体の半分以上の重さがあります。
ここで重量が逆転する
砂浜に持っていく前提で、収納袋まで含めた重さを数えます。
| 砂浜に持っていくときの重さ | 重量 |
|---|---|
| チェアゼロ(収納袋込み) 我が家の実測 | 526g |
| + Vibramボールフィート(袋込み) 我が家の実測 | 250g |
| 合計 | 776g |
| チェアゼロLT(袋込み) メーカー公表・未購入のため実測なし | 534g |
砂浜で使う前提なら、LTのほうが242g軽い。スペック表の本体重量だけを見比べていても出てこない結論です。
※チェアゼロ側は我が家の実測、LT側は未購入のためメーカー公表値です。実測は公表値とずれることがあります(我が家のチェアゼロも公表値より軽く出ました)。LTも実測すれば多少前後する可能性があります。
※LTのX-Strapが、ボールフィートと同じだけ沈み込みを防げるかは分かりません。メーカーは「砂地や柔らかい地面での沈み込み・ぐらつきを抑える」設計と説明しています。
🔍 3つの進化ポイントを深掘り
① 生地:GhostGrid™でコーティングレス化
LTの新生地は、コーティングに頼らず強度を出す設計です。長く使ったときの劣化に強くなる方向の変更といえます。
ただし前の章のとおり、我が家のチェアゼロは3年でべたつきも剥がれも出ていません。劣化対策としての価値は、私の使い方では実感できていません。
② フレーム:7000系アルミ合金
自転車や登山ギアにも使われる強度の高いアルミ合金です。耐荷重の数字自体は120kgで変わらないものの、フレームの剛性感が増す方向の変更です。
③ X-Strapスタビライザーで「沈み込み」対策
チェアゼロ系の弱点だった砂地への沈み込みに、標準装備で対策が入りました。私が250g(袋込み実測)のボールフィートを買って解決した部分が、最初から入っている形です。
あとから足す必要がない点は、重さでも費用でも効いてきます。
🛒 チェアゼロを持っていない人は、どっちを買う?
ここまではすでにチェアゼロを持っている人向けの話でした。これから1脚目を買う人は、判断の分かれ方が変わります。
- 芝生のキャンプ場が中心 → チェアゼロ。1.2〜1.6万円前後で買えて、沈み込みも問題になりません
- 砂浜・河原が多い → LT。X-Strapが最初から付いていて、あとから足すものがありません
- 決めきれない → チェアゼロを買って、困ってからボールフィートを足す。ただし合計776g・費用も追加になります
私はチェアゼロを買って、あとからボールフィートを足した側です。砂地で困ってから対策した順番でした。
分かれ目は砂浜で使う頻度です。年に数回なら、あとからボールフィートを足す形でも間に合います。行く場所の大半が砂浜なら、最初からX-Strapが入っているLTのほうが軽く収まります。
💰 価格差をどう考える?
チェアゼロが通販で1.2〜1.6万円前後で手に入るのに対し、LTは定価23,500円。ざっくり8千円〜1万円ほどの差があります。
袋込み重量がほぼ同じである以上、この差額で買っているのは「軽さ」ではなく「生地の耐久性」「フレーム強度」「軟弱地での安定性」です。
だから判断の軸はシンプルです。砂浜や河原など柔らかい地面で使うことが多いならLT、芝生のキャンプ場が中心ならチェアゼロで足ります。
生地の劣化については、我が家の3年では判断材料になりませんでした。もっと長く使えば差が出るのかもしれませんが、いまの私には確かめられていません。
📝 まとめ:どっちを選ぶ?
- コスパ重視・芝生メイン → 従来のチェアゼロで十分
- 砂地・河原で使う → LT。ボールフィート込みで比べると、LTのほうが242g軽い
- すでにチェアゼロを持っている人 → 買い替えは不要。袋込みではほぼ同じ重さで、生地も3年で傷んでいません
チェアゼロを3年使った身としては、「軽さはそのまま、弱点だけ潰してきた」という方向性は納得できます。私が250g払って解決した問題を、LTは最初から解いているからです。実物を入手したら、使用感を追記します。
※チェアゼロ(無印)は楽天では品薄で、取り寄せになっている店舗があります。
軽さ最優先ならチェアゼロ、耐久性も欲しいならLT。あなたの使い方に合うほうを選んでください。

